小林よしのり

SMAPと同調圧力

小林よしのり

芸能・文化
2016年 1月 19日


朝起きてテレビつけたらいきなりSMAPが黒のバックに

黒のスーツで謝罪していた。

キムタクが真ん中で、中居くんが苦渋の顔色をしていて、

事務所に詫びを入れて存続となったらしい。

 

マスコミもファンも大喜びだが、恐い世界だなと感じる。

同調圧力に個人が押し潰される様子が見える。

 

事務所はマスコミに対して強すぎる、ファンは新興宗教

並みの熱意で多すぎる。

松本人志まで媚びを売ってSMAPファンから優しい人に

見られたがる、これではメンバーの意思など尊重されない。

 

スポンサーも絡んで、政財界も絡んで、日本のインフラと

言われる始末だし、こういうところが日本の集団主義の

恐ろしさでもある。

しかしこの集団主義がまだ存続しているのは、日本という

国家の強みでもあるかもしれない。

外国ではこうはならないだろう。

 

サヨク・リベラルまでがSMAP存続を寿ぐのだから、

やっぱり日本人は日本人のままだなあと、不気味に感じ

つつも、安心もする。