小林よしのり

スタッフに告ぐ

小林よしのり

日々の出来事
2016年 1月 11日


「あさが来た」を見てると、幕末から明治・大正への移行期に、

日本人の風俗が微妙に変化していくのが分かるから、参考になる。

『大東亜論』の時期とも重なっているので、スタッフは時代の変化

ごとに、何本か録画しておくのもいいかもしれない。

 

男はすでに断髪しているが、まだ着物が多し、女の日本髪はかなり

ラフに上げてまとめている。

かんざし類は見えなくなってきたが、子供にはまだ花飾りを刺して

いたりする。

 

すでに洋風のカフェで、ビールが出されたり、アイスクリームが

出されたりしているが、客のほとんどはまだ着物で、着物の文化は

昭和初期くらいまで続くのだとしたら、幕末から昭和まで、劇的に

変わったのは髪型と、帯刀してないくらいのものか?

鉄道は出来てるし、炭鉱が儲かり始めている、東京には街灯が
燈り、銀行はすでに各地に出来始めているらしい。
 

わしは昨日、『大東亜論』の下描きが6枚しか入らなかった。

やたらわしの描く分量が多くて、しかも難しい。

だが、2p『ゴー宣』のコンテも描いてないので、困っている。

とりあえず、今日中に6枚のペン入れをやって、仕事場に渡し、

それからコンテをやって、明日から続きの下描き、ペン入れという

手はずで進めるので、スタッフ諸君、よろしく。