大須賀淳

国交軽視という「不敬」

大須賀淳

2026年3月23日 15:54

イランの緊張に隠れて報道も少ないですが、米国による石油供給網の遮断により、キューバの発電網が危機的な状況になっています。

 

キューバ全土で停電、1週間で2回目 米国による石油供給網遮断で(APF)

 

記事中で紹介されているトランプの発言

私がキューバを手に入れる光栄にあずかることになると信じている

 

解放するにせよ、手に入れるにせよ、私は何でも好きなことができると思っている。彼らは今、非常に弱体化した国家だ

 

この発言は(高市訪米前の)3月16日の会見によるものらしいので、キューバ視点で見れば、高市早苗はこの覇権主義的な精神性にも、ハグし、上目づかいで手をスリスリしていたという構図になりますね(きっと、高市の脳内には1ミクロンたりとも意識は無かったと思いますが)。

 

米国は半世紀以上に渡ってキューバと国交断絶中ですが、日本は1929年の樹立以来、第二次世界大戦時の中断期を除いて現在もキューバと国交を持ち続けています。実はこれ、日本とイランとの国交もほぼ同じ。

 

国際法を完全無視し、上で引用したような覇権主義をむき出しにするトランプ米国に、隷属としか言えない勢いで媚びる態度は、国交を結ぶ相手国の顔を、土足で踏みにじるレベルで潰していると言えます。

 

もはや「国交て何なんだ?」という言葉しか浮かびません。

 

さて、国内の憲法や法律と同じく、他国との条約を公布するのは天皇の国事行為。そして、相手国から派遣た大使が信任状を持って皇居に参じ、天皇陛下に接受されるのも同じく国事行為です。

 

国交(国同士の付き合い)においては、決定権はなくとも、「結ぶ」事のまさに「象徴」となるのが天皇陛下。

 

国の威信を地に落とすような米国への媚び方はもちろんですが、同時に、国交を結んでいる国を軽視し貶めるような振る舞いも、国同士の関係性において象徴的な存在である天皇陛下を貶めているも同然です。

 

「恥」としか言えないレベルの媚米ポチ仕草は、国益を大きく損なうと同時に、大変な「不敬」でもあるといった感覚、「愛国」をアクセサリーにして刹那的なマウンティングに明け暮れるネトウヨには、絶対に持ち得ないものなのでしょう。