小林よしのり

政争の具にするなという議論封じ

小林よしのり

日々の出来事
2016年 12月 21日


「政争の具にするな」

これが民進党の「皇位検討委員会」の見解に対する、

最も卑劣な反応になることは、すでに見抜いている。

 

おそらく安倍政権は、今後、何度も「政争の具にするな」

という論法を使って来るだろう。

 

これは「我々が出した結論に反対するな、議論をさせない」

という「議論封じ」の脅しであって、絶対に怯んではならない。

 

「恒久法での退位、皇室典範改正こそが、天皇陛下と

国民の願いを叶える王道だ」と言い返すべきだろう。

 

「天皇陛下に屈辱の退位を強いるつもりか?」

「陛下のご学友が、陛下は恒久法を望んでおられると

証言されている」

と民進党は言うべきだ。

 

「安倍首相には尊皇心がないのか?」と問えばいい。

まさか国会で男系血統しか尊敬していないとは言えないだろう。

 

「政争の具にするな」に対し、「天皇と国民をあざむくな」

返していくのは重要である。