小林よしのり

欅坂46の少女たちに罪はない

小林よしのり

日々の出来事
2016年 11月 4日


欅坂46がナチスに似た軍服を着ていたので世界的に問題に

なっている。

すでに秋元康や関係者が謝罪したらしい。

当然だろう。無知すぎる。

 

わしはホロコーストやナチスドイツのユダヤ人虐殺に関する

映画などはよく見ている。

ハンナ・アーレントの「悪の凡庸さ」の議論も知っている。

ホロコーストはあったと信じているし、人種差別に基づく

虐殺など、人類への罪だと思っている。

 

ただ一点、今回の欅坂46のメンバーには何の責任もない。

イスラエル大使館が「欅座46」のメンバーに「ホロコースト

に関する特別セミナーに招待したい」と圧力をかけている

ことには不愉快な気持ちになる。

 

こういう問題意識はあくまでも本人の「自由意思」で興味を

持つべきもので、団体からの圧力で勉強させられるのがいい

とは思わない。

責任は商業主義に走って、非常識をやった大人にあるので、

大人が勉強すればいい。

 

少女たちにまで責任を負わせるのは納得できない。

わしが運営に携わる者なら、少女たちに謝って、少女たちが

余計なトラウマを持たないように守るだろう。