小林よしのり

スタッフは「ハクソー・リッジ」を見に行け

小林よしのり

日々の出来事
2017年 7月 1日


明日はスタッフ全員休みらしい。

ならば指令を出しておくが、全員「ハクソー・リッジ」

見に行くこと。

戦場の描き方がもの凄い。

映像でここまで達していることを知っておかねば、

我々が漫画で戦争を描くとき、絶対に遅れをとる。

わしは、いずれまた戦場を描くことになると思う。

戦争をテーマに、まだ描いてないことがあるのだ。

 

「ハクソー・リッジ」は沖縄戦だが、そのことを配給会社が

隠して宣伝していると言われていた。

それは、沖縄戦だと知ると、ネトウヨが妨害してくるからだ

という噂があった。

どうもその噂そのものが、左翼がネトウヨを攻撃するために

ねつ造したのではないかと疑ってしまう。

 

そもそも、この映画は沖縄戦の評価には全く関係がない!

日本兵を故意に悪く描いてもいない。

いや、むしろ日本兵は凄い、恐いと、誇らしく思う。

 

圧倒的に感動的な戦争映画だ。

劣化保守ども、もちろんネトウヨも、この映画を見る

ことはあるまい。

彼らが好きなのは、日本人のロマンチシズムを刺激する

戦争映画だけだ。

 

日本映画では絶対に洋画の戦争映画は超えられない。

スタッフは「ハクソー・リッジ」を絶対に見に行くこと。