小林よしのり

郵政民営化で巨額損失はさもありなん

小林よしのり

日々の出来事
2017年 5月 1日


郵政民営化すれば万事うまくいくと言ってた小泉元首相に

同調してた奴らは、この度の日本郵政の4千億円の損失を

批判できない。

 

民営化すれば金儲け第一主義になるのは当然で、日本郵政

がオーストラリアの物流企業「トール社」を6200億円

で買収したのも、不思議な話ではない。

東芝という民間企業だって似たような失敗をしたのだから、

日本郵政が失敗するのもあり得る話だ。

 

日本郵政が株式上場したとき、銀行から「日本郵政の株を

買わないか?」と誘いがあったが、一発で断わった。

わしは郵政民営化に反対したし、危ないと思っていた。

郵政民営化に賛成して、株まで買った者もいるのだろうが、
これが民営化のリスクなんだから仕方あるまい。

 

郵政民営化のツケはもっと出てくるだろう。

この国の民は、だいたい間違った選択しかしないのだから。