笹幸恵

読売「憲法考」

笹幸恵

2017年12月15日 06:40

読売新聞では1213日から政治面で

「憲法考」を連載している。

どんな具合に論考が深まっていくか

注目しているのだけど、今日で3回目。

 

今のところ、

1)自衛隊を明記するという安倍改憲案の経緯、

2)9条2項を残したままにすること、自衛隊という

固有名詞を憲法に記載することなどの問題点、

3)国民投票で否決されたときのリスク

についての記述に留まっている。

 

枝野議員のコメントなども紹介しているけれど、

これらは安倍政権への反対勢力として描かれているので

スタンスはやはり与党寄り。

要するに与党が改憲案を通すために何が問題と

なっているかという“政治の動き”を追っている。

 

どれくらい連載が続くかわからないけど、

「憲法考」と銘打ったからには、

憲法について国民はどう考えるべきか、という

問いは立ててほしい。

紹介された枝野議員のコメントには、

「立憲主義違反」という文言が入っている。

これを、何でも反対する野党党首のコメント

という位置づけではなく、

立憲主義違反とはどういう意味か、

そもそも立憲主義とは何か、

そこまで踏み込んでほしい。

 

国民にわかりやすく論点を提示するのは、

政治家ばかりではなくメディアの役割でもある。

 

9条改正にまつわる政治の動きだけで

この連載が終わりませんように。