高森明勅

愛国的マイホーム主義者?

高森明勅

2017年11月29日 22:00

私はかねて、冗談半分で「マイホーム主義的愛国者」
又は「
愛国的マイホーム主義者」を自称して来た。

これまで自分なりに「家族」を大切にして来たつもりだ。

それは何故か。

子供達も、それぞれ一人前の社会人になったから、
もう語っても良いだろう。

天下国家の為、「公(おおやけ)」の為に、
家族にいつ、
どんな迷惑を掛けるか分からない、
と覚悟していたからだ。

妻には一番辛い思いをさせる可能性が高い。

だから、普段はなるべくその言い分を尊重し、
日々の務めを労(ねぎら)
う。

子供達にも、
いずれ嫌な気持ちをさせる時が来るかも知れない。

だから、出来るだけ優しく温かく。

「平時」には極力、家族と一緒に楽しむ。

勿論、百点満点とは行かない。

でも、努めてそのように振る舞うべく、
心掛けて来たつもりだ。

そうでなければ、いざ!
という場面で、
私自身が後悔すると思ったからだ。

教育勅語の一節に、
一旦緩急あれば義勇公(こう)に奉じ」とある。

「一旦緩急」あって、私的な事情をかなぐり捨てて、
ひたすら「公」
の為に身を挺すべき場面で、
ああ、
平素もっと家族を大切にしておくべきだった、
と自分が思わないで済むように、
出来の悪い夫であり、父親
ながら、
家族に僅かばかりでも心を配って来たに過ぎない。

こんな事は、今まで誰にも喋っていないが。