小林よしのり

今日のつぶやき

小林よしのり

日々の出来事
2018年 5月 13日


『おぼっちゃまくん』のシナリオをやっている。

最初に考えていたアイデアでシナリオ・コンテを描いて

いたが、不安になって捨てた。

また新たなアイデアで描き始めている。

 

今まで「小説幻冬」で『おぼっちゃまくん』を3話描い

たが、(そのうち2話はすでに発表)全部うまくいって

るので、ハードルが高くなってしまった。

自分で上げたハードルに苦しむ羽目になっている。

 

描いてる途中のコンテを捨てると、数日分が消し飛ぶ。

無駄に数日を過ごしたのと同じで、後悔する。

だったらその数日、本を読んだり、映画を見たりして

おけばよかったと残念に思う。

 

だが、この無駄を出しながら描くしかないのがギャグ

漫画だ。どうにもならない。

 

世の中には馬鹿みたいなアイデアで、馬鹿みたいに楽して、

馬鹿みたいな文章書いて、馬鹿みたいに馬鹿売れしている

馬鹿がいる。

世の中、不条理だらけでどうにもならんが、苦痛に耐えて、

コツコツコツコツ描いていくしかないんだ。

 

だがふとこうも思う。

まもなく65歳もなるのに、週刊誌1本を含む4本連載を

こなして描いているのだから、年金は要らねえなと。