小林よしのり

松竹伸幸氏の踏ん切りのつかなさ

小林よしのり

日々の出来事
2018年 3月 23日


朝日新聞の「護憲VS改憲を超えて」というオピニオン

のページに、3人登場している。

 

松竹伸幸氏はわしと対談したこともあるし、「ゴー宣道場」

に来てもらったこともある。

この人がまた不思議で、改憲が45点で、護憲が55点と

いう自己評価をしている。

 

「日本の安全は確保して、けれども海外派兵までして

殺したり、殺されたりはよくないよね」と思ってるそうだ。

なんだ、わしと同じだ。

 

「自衛権さえ否定する」のはまずいと思っているらしい。

なんだ、わしと同じだ。

 

「護憲論が原理主義化してはいけません」

なんだ、わしと同じだ。

 

それで安倍加憲案は、自衛隊を個別的にも集団的にも認める

ことにつながる」から反対だそうだ。

なんだ、わしと同じだ。

 

そこまで言っておきながら、なぜ護憲が55点になるのか、

さっぱり分からない。

この人も「国民投票で世論を分断するなら、法改正の方が

いい」という自衛隊幹部の意見を紹介している。

 

国民投票で満場一致になるくらい全体主義が完成したとき、

中国のような体制になったときにだけ、国民投票は実施

すべきという考えなのだろうか?

恐い考えだな。

 

「ゴー宣道場」の応募締め切りはあと5日、28日だ。

「立憲的改憲」はあくまでも「平和主義」の理念を実現

する改憲案である。