泉美木蘭

反グローバリズムの政党が欲しい

泉美木蘭

ゴー宣道場・公論イベント 日々の出来事
2018年 12月 11日

道場での図表をもう一度眺めながら、
先生方、門下生のメーリスなど読んでつくづく思いましたが、
「反グローバリズム」「反新自由主義」を主張する野党がない
ということが、いまの日本の一番困ったところだと思います。

グローバリズム発祥の地であり、世界中にそのイデオロギーを
押しつけようとしてきたアメリカ自体がもう既に失敗して、
方向転換をしているのに、
さんざん従米してきた日本は、これにだけはなぜか追従しない。

アメリカがかけた「新自由主義」というハシゴを自分で昇り、
そしてそのハシゴを外されてしまって、
日本は、足元を見失ったまま、ひとり相撲をしているような
ものだと思います。

中南米のキャラバンvsトランプ大統領の様子を見て、
メディアは催涙弾に巻き込まれた子供の姿をクローズアップして、
個人的な「子供がかわいそう…」という感情を煽り、
そのまま「トランプ酷い」という視線に重ねていきますが、
あの現象そのものが「グローバリズムは失敗!」という事実だ
と思います。

そして、あの光景を見て「トランプは酷い、排外主義だ」という
文脈でしか捉えることができないのは、
日本人にナショナリズムがないからなんだと思います。
「反グローバリズム」を掲げる政党が欲しいです。
…と言ったら、極右になりますか?