小林よしのり

『おぼっちゃまくん』コンテ上げた

小林よしのり

日々の出来事
2019年 5月 12日

「週刊エコノミスト」『闘論席』、ゲラを見たが、
これでOKです。

昨日、『おぼっちゃまくん』のコンテを完成させた。
貧ぼっちゃまを主人公に、貧保耐三の秘密を解き
明かすのに何回か費やそうと考えていたのに、
いざ描き始めると苦しいのなんのって。

結局、一週間かかった。読むときは数分だが、
描くときは一週間だ。コンテだけで。
これからペン入れもあるのだから、凄い消耗だ。
誰もギャグ漫画なんか描かなくなる道理だ。
週刊誌連載だとギャグの質を維持できない。

わしが『東大一直線』を連載してた頃は、ギャグ
漫画の全盛期で、多くのギャグ漫画家が、コンテ
3日、ペン入れ4日のペースで描いて、才能を
摩滅させて神経をやられ、消えて行ってしまった

貧ぼっちゃまはアホではないから、ギャグが作り
にくい、だから苦しいのだ。
これはやっぱり一話完結させようと思い、コンテを
上げたが、妻もみなぼんもトッキーもメチャ面白い
と言う。
シリーズで描いて欲しいとトッキーが言う。
一話完結のつもりで描いたから、何回も続ける方法
ってあるのか?
また読みたいと言われれば、挑戦したくなるのが
わしの性分だが。

今日から『ゴーマニズム宣言』第49章のシナリオに
入る。
4本ストックを目指して描かねばならない。