小林よしのり

『ゴー宣』「男系いるいる詐欺はもう終わり」を読んだ?

小林よしのり

日々の出来事
2019年 5月 12日

東京新聞で「創」の篠田編集長が、今発売中「SPA!」の
『ゴーマニズム宣言』で「皇位継承者を男系男子に限定
している今の制度の問題点」をわかりやすく描いていると、
紹介してくれている。

篠田氏は左翼雑誌の編集長だが、割と公平にわしのことを
見てくれているから好感が持てる。

実際、今回の『ゴー宣』「男系いるいる詐欺はもう終わり」
は、かなり痛烈に真実を突きつけているので、もっと反響
があるかと思っていたのだが、どうなんだろう?

男系固執派は反対勢力の意見なんかまったく聞こうとも
しないから、自分の陣営の耳に心地よい主張しか入って
こないようになっている。
それはもう「男系固執が伝統」という思い込みを補強
してくれるプロパガンダのみが心地よいという信仰に
なっていて、オウム真理教と全く変わらないから、
こうなるともう議論にもならない。

伝統とは何か?という議論が必要なんだろうが、彼らは
頭が悪すぎて、一神教みたいに「男系絶対」の宗教に
陥っている。
日本に「原理主義」があると思い込んでいるから、
もはやカルト信者なのだ。
オウムと議論が成立しないように、男系カルトとも
議論が成立しないのだろう。
「原理主義者」との議論は100年かかっても結論の
合意はできない。