小林よしのり

ウイルス干渉について

小林よしのり

日々の出来事
2020年 12月 24日

「ウイルス干渉」についてメモをしておく。
グラフを見れば、昨年末から今年始めにかけて、
例年通り流行っていたインフルエンザが急カーブで
終息し、新コロが急カーブで流行ってきている。
つまり交替していることが歴然としている。

これは、現象としては確かに起こっている事実なので、
否定しようがない。
その期間中は「感染予防」をしていない!
これが重要だ。

わしは仮説として、昨年末から、ものすごい量の新コロ
感染が進んでいたと思う。
新コロは細胞の受容体を奪って、インフルを寄せ付けない。
だが、「ウイルス干渉」はそれだけではない。

そもそも新コロの曝露・感染で、自然免疫が活性化して
しまったり、インターフェロンによってインフルの増殖を
抑制してしまったりしていると考えられる。

こう考えれば、新コロ感染で出来た中和抗体のみの
活躍ではないので、抗体検査をすれば、抗体保有率が
低くなるのが説明できる。

現在の感染者数と言うのも氷山の一角だろうが、抗体
検査をしても、やけに少ない数値が出るはず。
自然免疫で対処してしまった者が膨大にいるからだと
推測できる。

したがって集団免疫は、中和抗体+自然免疫だと考えれば
いい。スェーデンでもそのように考えたはずだ。

いつか科学者がウイルス干渉の謎を解明するだろうが、
「現象として起こっている事実」に背を向けて、感染対策が
功を奏したなどと、非科学的な嘘っぱちを言っていても
仕方がない。
科学で説明するしかない!科学!科学!科学だ!
そして常識とのバランスを考える!