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人は変わっていくことができる
切通理作
僕は、ゴー宣道場に参加する前、 あるいは参加してしばらく経つまで、 こんな風に思ってました。 「自分ももう40代後半。 いままで培ってきたことの上で 努力するのはいいけど、 いまさら違う生き方は出来ない」 ……しかし、いまは違います。 そしてそのことが、世の中を考える点でも 大きな転換点になっています。 いま、 原発反対の人は推進側に対して、 人を殺してまで...
被災地から泉美木蘭さんの生中継
切通理作
ゴー宣ネット道場内でやらせていただいてる『せつないかもしれない』にゲストとして被災地からの報告をしてくれた作家の泉美木蘭さんは現在三回目の現地入りをしていますが、本日7月3日の夜、仙台からUstreamで動画の生中継「木蘭Bar」をやります。21時頃開始予定。 http://bit.ly/lpeNwS 木蘭さんは昼間気仙沼にいるので、その話題が中...
バカならぬ「インテリの壁」
切通理作
前回の道場ブログを書いた後、ツイッターで、僕と同世代と思われる方からこういう声がありました。「自分も君が代を普通に歌ってましたが皇室に対する知識はゼロでした。意味を教えてくれたのは左の人でした」。 これは、そのまま僕の実感と同じです。 「君が代は、未来永劫天皇を敬うっていう歌なんだ」「君が代は実は、まったく違う意味の詞を、天皇を敬う意味に読み替えてるんだ」「...
タブーを取り払うために
切通理作
震災後、原発や放射能の問題が日々報じられ、論じられる傍らで、「君が代」斉唱時に起立しない教師への処分が妥当かについての判決が次々と出されています。 僕が小学校四年生の時、それまでの音楽の先生が辞めて、新しい先生になりました。 その先生になって、初めて「君が代」を習いました。 いままで聞いたことのなかった新鮮な旋律に驚いたことを思い出します。 ピアノを弾き始め...
お勉強ではない「ベンキョウ」を
切通理作
私はゴー宣道場にははじめ動画『せつないかもしれない』から参加しました。 この時は道場本編とは直接関わりなく、どちらかというと政治や社会問題とは離れた、「たとえば餃子をひたすら食べ続けているとか・・・」という小林さんからのお話があり、幅担当としての参加でした。 道場本体には原口一博さん、城内実さんがゲストの第3回に始まり、第5回まで見学し、第6回から登壇者とし...
自分を乗り越え自分を作る
切通理作
ゴー宣ネット道場で渡部陽一さんがやってらっしゃる動画『戦場からこんにちは』 の第25回「戦場カメラマン・東日本大震災被災地を行く」で、いつものパートナーである女子大生改め塾講師の新井美紀さんが震災および被災地に対して「途方に暮れてしまって自分ではどう感じていいかわかんない」とおっしゃっていましたが、非常に正直な感想だと思います。 たとえば当たり一面瓦礫の積も...
さびしい人生送ってますか
切通理作
先日は「せつないかもしれない」にもゲストで来て頂いたことがあり、クリスマスSPECIALにも出て頂いた作家の伏見憲明さんの著述活動20周年記念パーティに行きました。 1991年に処女出版でゲイであることをカミングアウトし、90年代のゲイ・ムーブメントに大きな影響を与え、以後同性愛問題やジェンダー、セクシュアリティの主要論客となった伏見さん。 このパーティは伏...
ゴー宣道場で原発を語る意義
切通理作
ゴー宣道場は小林よしのり代表師範はもちろんのこと、師範一人一人が、毎回、意義のある議論にしようと考え、「このことは言おう」ときっと各々胸に秘めているはずです。 不肖私が、先日の日曜日に行われた『第14回 ゴー宣道場』に参加する時、個人的に強く意識していたのはふたつのことでした。 このことだけは、話がどこに向いたとしても必ず押さえておこうと。 ひとつは...
封じられた言葉に留意すること
切通理作
僕の人生はキャンディーズがアイドル好きになった最初であり、その解散とともにアイドルを卒業してしまったのですが、「そんなんじゃだめだ」と小林よしのりさんに怒られました。 小林さんはゴー宣道場の師範とは誰ともAKBについて話が出来ないので打上げではいつも一人でその話をしています。 中森明夫さんや宇野常寛さんとのAKB対談ではそのうっ憤をきっと晴らすことでしょう。...
地震は待ってくれない
切通理作
先日の 「第14回 ゴー宣道場」 『3.11以後の日本は変わるのか?』 に出席して、核に限らず現代文明は、とてつもなく危険なリスクを「少ない確率」で抱え込んでいるというジレンマを感じました。 つまり、確率が少ないがゆえに平時においては「忘れる」ように出来ているのです。 しかしひとたび起これば、共同体自体を丸ごと失ってしまうような事態にすらなり得ることがまざま...
「地震・津波・放射能」は日本の宿命
切通理作
昨日は都内で大学の教え子だった人の結婚式に行きました。新郎は福島出身で、親族には被災した方や、現地に派遣された期間を終えたばかりの自衛隊の方もおられました。 めでたい席だからといって不自然に地震や被災の話題を避けることなく、新郎のお父様がまっすぐそれを受け止めて、そんな中での二人の門出に向けて締めくくりのご挨拶をしていたのが感動的でした。 「配慮と自粛は違う...
どこにも逃げ場はない
切通理作
SAPIO最新6/15号ゴーマニズム宣言の、小林よしのりさんによる被災地取材は、「すべてが流されてしまった」「どこにも逃げ場がない」その中でただただ呆然とするしかないありようをダイナミックに描き出していました。 一枚二枚の「象徴的な絵柄」だけでは描き出せない、その現実へと向き合おうとする小林さんの受け止め方がそのまま伝わってきます。 これまでマ...
人とモノの価値が甦る瞬間 被災地の「思い出捜索」
切通理作
東北の被災地に単身入った、私の友人でもある作家の泉美木蘭さん。被災の爪痕のすぐ隣で、あるいはその渦中にありながら自らの仕事を守り、立ち上がろうとしている人々の声を現地から紹介しています。 その最新レポートでは、自らの家と仕事場が壊され流され、外からは瓦礫と見分けのつかないその場所が救助やボランティアで来た人たちから踏まれてしまうのをやむなしとしながらも、...
ストイックな花沢健吾さん
切通理作
今回は、ゴー宣ネット道場でやらせていただいてる動画『せつないかもしれない』の話題です。 小林よしのりさんも「しじみさんの演技は抑えて乾いた表現が見事だった。今泉監督は才能がある。笑いもある」(SAPIO4/20号)とオススメの映画『終わってる』が5月7日よりポレポレ東中野で一週間アンコール上映されることが決定しました。 http://www.mmjp.or....
東北の復興は、日本の復興
切通理作
第12回ゴー宣道場で、政治家秘書のGさんが「被災地の必須の課題」としてまず挙げたのは「感染症の対処」でしたが、復興への道筋として第一に挙げたのが「地元の経済」であり「東北の復興が今後の日本を左右する」ということでした。 それは、被災地で取材を続けている友人の作家・泉美木蘭さんの報告からも如実に伺えます。 東北で被災した若い人達で身体が健康で動ける人は、...
被災地を襲う感染症、そして
切通理作
被災地に取材に行かれた小林よしのりさんが見て、感じたものが『ゴーマニズム宣言』でどう描かれるのか、心待ちにしている切通です。 そんな中、ゴー宣道場第13回『大地震 有事と国民』の動画がUPになりました! その第二部で発言された、やはり被災地に入られた政治家秘書・Gさんが「被災地の必須の課題」としてまず挙げた「感染症の対処」という事実は、小林よしのりさんの「ペ...
デオドラント化した「エコ」への違和感
切通理作
小林よしのりさんが被災地へ取材に出かけておられる間、期せずして、私の母親が、都内にある実家を「太陽光発電にする」と言いだしました。 母は以前からそうしたかったというのですが、今回の震災を機に、決意を固めたとのことです。老人ホームに入るか、世界一周をするかどちらかにしようと、とってあった費用を太陽光発電に注ぎ込むのだそうです。 あっという間に契約を済ませてしま...