小林よしのり

神武天皇は実証できなくとも!

小林よしのり

新刊情報
2026年3月18日 16:49

小林よしのりは「神武天皇から欠史八代は実証できない」と言ってたじゃないか。
なのになぜ「神武天皇は実在していると言ってるんだ?」という批判がある。

ぜひそういう質問は、イベントにやってきて、口頭で質問して欲しい。

さすればわしも口頭で応えることができるのに。

世の中には、根源的馬鹿という者がいる。

それは大いなる馬鹿最果ての馬鹿とでも言うべき馬鹿で、1+1=2というような、超簡単な答えしか、脳に入らない。

数式がちょっと複雑になると、まったく思考不能になる輩がいる。

だが、そういう輩を無視も出来ないのが、最近の傾向なのだ。

だからこそ「根性天皇」とか、「一回の例外もなく男系継承が皇統」とか、「男系が伝統」とか主張する輩が後を絶たないのである。

ようするに天才バカボン的解答しか求めていない。

頭に入らない生き物が出てきているのである。

そんな超根源的馬鹿は「思想」というものが分からない。

それでも多数の超根源的馬鹿も一気に疎外することなく、答えておこう。

神武天皇の実在は、考古学的には、絶対、実証できない。

「これが神武天皇の墓とか、骨とか、遺品」かは、発見できないからだ。

欠史八代になると、記紀の中にすら記述がほとんどない。

したがって実証しようがないのだ。

ところが、ここに田中卓というとんでもない天才がいた。

田中氏は記紀神話や風土記や各地の伝承まで用いて、文献資料をメインに史実を実証しようとなさった!恐るべき学者なのだ。

正直言って、それでも、田中卓氏の研究をもってしても、実証が成功したかどうかは太鼓判を押すことはできない。

しかし、神武天皇に関しては、文献もあれば、伝承もあるから、それを手掛かりにどこまで史実に迫れるかを思想しているわけだ。

それを試みることは、我々日本人の「建国の歴史」を知ろうとする、あるいは関心を持とうとする、民族の(あえて民族言う言葉を使うが「自分とは何者か」という好奇心である。

その好奇心がないということは、「わたちは誰?ぱっぱらぱー」というレレレのおじさん並みのパープリンになる。

ミジンコになるのはよそう!あくまで人間でいよう。というのがわしの思想である!