大反響!
小林よしのり漫画ブックVol.6
『茶滅の刃』
mantokunさんの感想ご紹介です!

年の暮れの寒暖差激しくご多忙な中、漫画ブックの配信ありがとうございます!
ちょうど帰省中、地元で電車に乗っている時に配信されたので周りに立ち客もいる中だったんですが我慢できなくて、こっそり車内で読みました。
噴き出したらダメだとか、大人なのに電車の中でおぼっちゃまくん読んでるとこ見られたらちょっと恥ずかしいなとか(笑)思いながらこっそり読んでいたので、かえって子供の頃に親に隠れて漫画を読んでいたシチュエーションを思い出して懐かしくなりました。
予告された時点で楽しみで仕方なかった「茶滅の刃」、想像をはるかに超えて面白かったしラストに感動してしまいました。
初っ端から「おはヨーグルト」の茶魔語で登場する茶魔の顔! 子供の頃も、「なんでおはヨーグルトの時に茶魔はこんなすごい顔するんだよ〜」と笑いながら不思議に思ってたんですが、相変わらずのインパクト強い表情に笑わされました。
亀光が鬼にさらわれたとかさらっと言ってるじいにも笑いましたが、御坊邸内の治安がそんなに悪化してたのに全然気づいてないあたりも茶魔らしいですね。
そして、袋小路くんがまたもや良い子!「お世話になってるから」って鬼退治に同道してくれるとは、彼はただの成金のボンボンじゃありませんね。
茶魔のために怖がりながらもついてきてくれるのはさすが柿野くんだし、貧ぼっちゃまがついてくる理由がらしくて正直すぎて、一番笑いました。沙麻代ちゃんならぬ巻き寿司子にいたっては何しについて来たのか分からないけど、彼女はきっといてくれるだけで茶魔の力になる存在なんですね(ということにしておこう)。
私はパロディ元の作品は未読かつ未視聴ですが、ネットで情報が氾濫してて技名や固有名詞、設定だけは知っていたので十分おかしかったです。なにげに袋小路くんと茶魔だけが全集中してましたね。
柿野くんと貧ぼっちゃまが「凡の呼吸」「貧の呼吸」で韻を踏んでたり、呼吸→ゲップが生理現象として自然な流れだったり、細かいところでも笑いのツボを押してきて、1ページにつき3回くらい笑ってました。みんなして敗れ方が鬼滅ならぬ自滅だし。
茶魔は期待を裏切らず前置きが長い〜!そういえば茶魔って勉強は不得意だけど語彙や言い回しは妙に豊富ですよね。お父ちゃまやじいが普段から茶魔との会話を心がけている影響なのかも?
そして、ギャグシーンの連続で笑いながら読んでいたのに、茶魔の「貴重な1円玉を埋め込まれた者は敵でも他人でもない」というセリフにハッとしました。1円玉は貴重だからこそ、茶魔にとって友好の証しなんですね。また、敵意もないし無関心でもないという一言に、愛も友情も知らなかった茶鬼がどれだけ心打たれたか。
お父ちゃまの説明で、茶鬼は単に茶魔そっくりの鬼ではなく多次元世界の茶魔であったことが分かりましたが、これには最近鑑賞した映画「果てしなきスカーレット」を思い出しました。この作品はネットでは酷評の嵐になってますが、別の世界の自分を見ることで、自分に全く別の選択肢や可能性があることに気づくという視点が私には非常にタイムリーでした。
私はネトウヨ男系派は許せないと思っているけれど、何か一つ違っていれば、ゴー宣読者をやめてネトウヨで男系固執を訴えてサナ活してる自分がいるのかもしれないと考えることが時々あって、自分と全く意見が異なる者の視点をそうして想像することがあります。
小林先生が今回のお話で、茶鬼をただ倒されるためだけの敵キャラではなく、別世界の茶魔として描かれたのはなぜだろう?と考えてしまいました。
「たまたま愛も友情もある宇宙に生まれたからこそ、我々は人間でいられる」というお父ちゃまの言葉も真理ですね。
そして、せっかくそういう世界に生まれたはずなのに、わざわざ自ら攻撃的で侮蔑的で敵意剥き出しの言葉や表現を使って、バリケードを張り巡らして敵を作り出している人々が残念ながら大勢います。そういえば元作品では鬼殺隊というネーミングだったと記憶してますが、茶魔が組織したのは「鬼滅」隊だったのも意味深でしたね。
愛と友情に触れたために消えてしまった茶鬼は切ないけれども、それらがもともと「ある」世界に自分は生きているのだと、温かい気持ちになりました。
小林先生、スタッフの皆様、ご多忙のなか一年の締めくくりに、素晴らしいプレゼントをありがとうございました。何回も読み返したいくらい好きな作品になりました。
さらに今回は「しゃべらせてクリ!」もどれもこれも面白すぎて、電車内で笑いを堪えるのに苦労しました。茶魔、かれんちゃんに失礼なこと言い過ぎ😂
これだけ笑えて深くて楽しめて考えさせられて何度も読み返したくなって堪能できる漫画って、いまどきそうそうあるもんじゃないですよー!
この年末年始、ぜひぜひご一読を心からお勧めします!!
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