小林よしのり

形式主義(論文)が創造物(STAP細胞)の証明ではない

小林よしのり

日々の出来事
2014年 4月 18日


週刊ポストの中森・倉田両氏との座談の中で、わしは

こんなことを言った。

わしは漫画家としてデビューし、『東大一直線』の

連載を始めたとき、読者から絵がヘタすぎると非難

され、評論家から「日本一絵のヘタな漫画家」
「インクのシミ」と
評された。

くらたまだって同じじゃないか。

絵がヘタクソでもオリジナリティーがあり、売れた

じゃないか!

この部分はゲラを見たらカットされてるが、わしは

これこそが小保方さん問題の核心だと思っている。

 

形式主義(論文)が創造(STAP細胞)の証明ではない!

論文の不備を根拠に、STAP細胞の可能性を潰し、

精神分析医まで動員して小保方さんの人格否定まで

やっているが、狂気の魔女狩りとしか思えない。

 

福岡在住のまま、プロの原稿も見たことなく、漫画の

描き方も知らないわしが、「少年ジャンプ」でいきなり

連載を始め、ヒットしてしまった。

わしに連載させた当時の「少年ジャンプ」の編集長は、

恐るべき目利きである。(自慢か?)
他の雑誌ではわしはデビュー出来なかっただろう。

 

官僚主義的、形式主義的な技術批判が、漫画の創作には

何の関係もないのと同様に、たかがネイチャーに投稿

した論文批判など、科学の発明・発見には、

何の関係もない。

わしはそう考えている。

どうせ女に甘くて、振り回されるアホな男としか思われ

ないだろうが、言っておく。