小林よしのり

ロシアの侵略を批判できない安倍政権

小林よしのり

2014年 3月 4日

ロシアがウクライナのクリミア半島に、秘密のうちに
先制攻撃を仕掛け、占領してしまった。
これは明白な侵略戦争である。

米政府は猛烈に怒っていて、ケリー国務長官が
「恥ずべき侵略攻撃だ」と批判。
オリンピックがあったソチで6月、プーチン大統領のホストで
G8のサミットが開かれる予定だったのに、ケリーはロシアの
G8からの追放もほのめかしている。

日本は領土交渉のためにロシアに擦り寄っていたから、
侵略行為を決然と批判することもできない。
だがこのままロシアと友好的に外交を続けていると、
またしても日米同盟に亀裂が入だろう。

こんな中、安倍政権は集団的自衛権の憲法解釈を
急いでいるが、戦争の機会は今後も何度も訪れるのに、
国民も恐くはないのだろうか?