高森明勅

「12月8日」とは何か(3)

高森明勅

2013年12月9日 11:25

引き続き、昭和16年12月8日を迎えた当時の日本人の声を。

室生犀星
「何かをつくり
何かをゑがき
自分のよろこびを人に示したい
自分も臣の1人であり
臣のいのちをまもり
それゆゑに寿をつくり上げたい」
(「12月8日」より)


伊藤静雄
「昭和16年12月8日

何といふ日であつたらう
清しさのおもひ極まり
宮城(きゅうじょう)を遥拝すれば
われら尽(ことごと)く
ーー誰か涙をとどめ得たらう」
(「大詔」)


三島由紀夫
「やすみししわが大皇(おほぎみ)

おほみことのり宣(のたま)へりし日
もろ鳥は啼きの音(ね)をやめ
もろ草はそよぐすべなみ
あめつちは涙せきあへず
寂としてこゑだにもなし
朗々とみことのりはも
葦原のみづほの国原
みなぎれり、げにみちみてり」
(「大詔」)


ちなみに三島由紀夫は当時、16歳。