小林よしのり

暮らしに余裕がなくなった国民が半分に達する

小林よしのり

2015年 1月 9日


日銀の調査では、「暮らしに余裕がなくなった」と答える人が

51%になったそうだ。

半分以上の国民が暮らしの余裕がなくなってるから、

消費も冷え込むだろうし、景気は良くならない。

 

一部の株長者と大企業の正社員は儲かっているが、そもそも

生活スタイルがバブルの時期と今とは全然違ってるし、

将来不安は相変わらず大きいから、儲け分は貯蓄に回って

消費に対して影響しない。

 

中間層の消費が経済には一番影響力がある。

年金も株に投資されて、もっと不安定になるから、もはや

老後、年金で暮らせると思ってる国民はいないだろう。

だとしたら貯蓄に励むしかない。

中間層が将来不安を抱え、余裕がないのなら、この先も

景気が回復することはない。