小林よしのり

橋下徹市長も『ゴー宣』を読んでたと聞いた

小林よしのり

2015年 1月 8日


昨日のBS日テレの司会者が教えてくれたのだが、

前日に橋下徹が出てたそうで、橋下氏はわしの

『ゴーマニズム宣言』を読んでると言ってたそうだ。

そうでしたか。

多分、在特会の元会長も読んでるだろうな。

すると、橋下VS元会長の口喧嘩は、『ゴー宣』の

読者同士の戦いだったことになる。

こういうことが、左翼がわしを批判するネタになる。

 

なんでわしの本を読んで、ああいう言動になるのか?

 

つまり、「日本の戦争にも正義はあった」「日本は悪では

ない」というメッセージは伝わったのだが・・・

 

「差別は公に反する」とか、「慰安婦には感謝している」、

「慰安婦の不幸は、貧困の時代のせいである」という

メッセージも描いているのに、それが伝わっていない

ということなのだ。

 

自己肯定は伝わるが、他者への優しさが伝わらない。

これは、わしの描き方の問題なのか、受け取る人間の

問題なのか?

 

ただ一つ言っておくが、わしのメッセージを正しく

受容してくれた読者が多いからこそ、「ゴー宣道場」を

続けていけるのだし、わしは一流のホテルや洋服屋や

レストランに現場を持つ優秀な読者のおかげで、

特別待遇を受けることが多いのである。