小林よしのり

ツリーのない富裕層の住宅街

小林よしのり

2014年 12月 21日


どうも様子がおかしい。

毎年12月になったら富裕層の住宅街には、あちらこちらの

邸宅の前にクリスマス・ツリーやイルミネーションが飾られて

いたのに、今年はそういう光景が見られない。

暗くて寂しい住宅街だ。

 

アベノミクスで富裕層だけでも景気がいいのなら、

以前のようにツリーを出せばいいのに、それをしないのは

なぜだろう?

 

富裕層の家々だから、所得が著しく減ってるわけではあるまい。

増え続ける貧困層に対して後ろめたいのだろうか?

貧困層が暴動を起こすとでも思っているのだろうか?

やはり気分の問題なのだろう。

 

最近の若者もクリスマスをロマンチックで特別な日にしたい

とか思ってないようだ。

わしも最先端の若者と感性が似ているので、近頃は草食系に

なって女を罠にかけるのがめんどくさい。

年を取ったのではなく、若返ったんだと思う。