小林よしのり

金融緩和は無意味

小林よしのり

2014年 11月 5日


株価しか見ない安倍政権が14000円台まで落ち込んだ株価に

青ざめていたところ、日銀・黒田総裁がまたしても金融緩和、

17000円まで株価急上昇と御用マスコミが騒いでいる。

 

円安は急激に進んでいるが、日本企業の99%を占める

中小零細企業は、原材料費の高騰でさらに厳しくなる。

円安が原因で倒産する中小企業は141月から9月で

前年同期の2倍に増えている。

 

いくら日銀が金融緩和しても、銀行は貸出先の企業がないから、

日銀の当座預金に貯めているだけで、企業の設備投資になど

回るはずがなく、したがって実質賃金は下がり続けるだけ。

 

アベノミクスなどと御用マスコミが虚報を垂れ流してきたが、

ほんの一部の株を持つ富裕者のみの優遇政策であって、99

の国民には恩恵はない。

もう分かり切ったことだが、御用マスコミはまだアベノミクス

が幻想であると報じないのだろうか?