小林よしのり

ネット右翼の生みの親?

小林よしのり

2014年 6月 14日


最近しばしば「ネット右翼を生み出したのは小林よしのり

ではないか」という批判を受ける。

昨日の宮台真司氏とのラジオ番組でも聴取者からそういう

質問が寄せられた。

 

実はわしは、この質問・批判が出るたびに、

内心ほくそ笑んでいる。

次の作品の動機の補強になるからだ。

 

一冊の描き下ろしを完成まで持っていくためには、

動機や情念を持続させねばならない。

今現在の誤解や忌々しさを、一冊の書物にして爆発させるのだ。

 7月発売の『保守も知らない靖国神社』(KKベスト新書)も

そうした書物である。

そして今から、左翼の言う「ネット右翼の生みの親」として
描き下ろすのは漫画作品だ。

巴里旅行記もそれに収めるが、写真をふんだんに使い、

楽しさと共に、深い洞察を込めた一本になるだろう。
大作になるので、いつかカンヅメすべきかもしれない。