小林よしのり

「醜悪な国」を目指す安倍政権

小林よしのり

2014年 6月 15日


ドイツは、基本法(憲法)の解釈を変更して、米国の要請に

応えてアフガンで後方支援した。

平和貢献のつもりで参加した後方支援で、55人のドイツ兵が

死亡したという。

 

集団的自衛権に「限定的」などない。

時の総理の判断によって戦争に参加するか否かを決めると

いうのでは、立憲主義の意味がない。

 

ドイツ兵の犠牲も出したアフガンでは、今も混乱が続き、

大義なき侵略戦争で崩壊させられたイラクでは、

現在、過激派がバグダッドに向かって進軍し、

スンニ派が過激派に入り込み、これにシーア派が対抗して、

内乱状態に陥っている。

 

米国は、イラクを爆撃はするかもしれないが、地上軍は

出さないと言っている。

国をぶっ壊すのは簡単だが、立て直すのは難しい。

 

ぶっ壊すだけの米国について行きたがる安倍政権は、日本を

「醜悪な国」にしたいだけの史上最低の政権である。