高森明勅

小雨の中の交番の弔旗

高森明勅

2014年 6月 12日

5月11日、近くの交番に弔旗が掲げられているのに気付いた。

小雨の中の弔旗は一層、悲しげ。

無論、8日に亡くなられた桂宮殿下を悼むための弔旗だ。

三笠宮家では3方の親王が皆、
ご両親より先に亡くなられたことになる。

三笠宮・同妃両殿下のお悲しみは、いかばかりか。

桂宮殿下は
自分のような、皇族という不幸な人間を増やしたくない」
との理由で、ご結婚を望まれなかったという。

それで結局、ご生涯、ご独身を通された。

それでも、離婚経験のあるやや年上の宮家職員の女性には、
特にお心を許されていたとか。

一部の週刊誌などは実名を挙げて、
「内縁女性」「内縁妻」などと不埒な表現をしていた。

だが、親身になって、殿下のお身回りのお世話をしていた
女性がいたのが事実なら、
少し気持ちが明るくなる。