大須賀淳

トランプと麻原彰晃

大須賀淳

2026年3月10日 15:16

警視庁のYouTubeチャンネルが、「だまされないで。それオウムです。」(総合編&勧誘編)という動画を公開しています。

 

地下鉄サリン事件の発生当時、現在50歳の自分はまだ19歳でした。既にゴー宣の愛読者で、坂本弁護士一家殺害事件へのズバリな推理を発表してしまったためにオウムに命を狙われたよしりん先生の、本当に文字通りの「死闘」もリアルタイムで読んでいましたが、今や自分の子供らがちょうどそれ位の年代。

 

子供らにとっては生まれる10年以上の前の出来事ですし、麻原彰晃や実行犯たちへの死刑が執行されてからもけっこうな時間が経っても「アレフ」「ひかりの輪」といった残党が堂々と活動している状況において、警視庁は良い仕事してるなーと感じます。

 

これ、是非「だまされないで、それ統一協会です。」も作ってほしい所ですが、そうすると現職の国会議員を何人も動画にださなきゃいけない現実、ホラーすぎますね。

 

話をオウムに戻すと、最近「麻原彰晃とダブって見えてしょうがない」人物がいるんです。それは…

 

アメリカ合衆国大統領、ドナルド・トランプ

 

出自は全く違えど、どちらも「極めてアクの強い下品なオッサン」で、多数の陰謀論を撒き散らしながら「社会の行く末に不安を抱いているグラグラな個」を取り込んでそのカリスマとなって君臨しています。

 

サリン事件は「オウムがハルマゲドン(最終戦争)を起こそうとした」テロですが、トランプの振る舞い(イランもベネズエラも、「極めて雑だが破壊力の強いテロリズム」に他ならない)は文字通り最終戦争一直線の如し。

 

規模感が違えど、私には「同じ種類の狂気」に立脚しているように見えてなりません。

 

そして、日本において最大の「グラグラな個の拠り所」となっているネトウヨ価値観の象徴が高市首相ですが、近々予定されている訪米とトランプとの会談の模様を想像すると、やけに冒頭でリンクした動画の「勧誘シーン」がダブって浮かんでしまいます。

 

めっちゃ乱暴なのを承知で言うと、地下鉄サリン事件の実行犯として死刑になったオウム信者たちと、高市首相はざっくり同じ位の世代。どんどん「豊か」になる日本の経済的な絶頂に青年期を迎え、「自分探し」の中を浮遊した世代です。

 

麻原彰晃という怪物に帰依してしまったオウム信者と、ドナルド・トランプというモンスターに媚びてピョンピョンはしゃいでいた高市早苗の姿は、これまた思いっきりダブって見えてしまう。

 

現在の、トランプ国(別名:アメリカ)の振る舞いに端を発する世界状況って、オウムが坂本弁護士一家や目黒公証人役場の仮谷清志氏を殺害、さらにVXガスでよしりん先生を狙っていた「地下鉄サリン直前」の日本に酷似しているのかもしれません(「タガが一つ外れた」という意味では、イランやベネズエラは「松本サリン事件」相当か?)。

 

もしトランプ尊師から「ポア司令」が出たら、高市早苗はどう振る舞う?