小林よしのり

書く倫理、出版する倫理、評価する倫理

小林よしのり

マスコミ・報道
2015年 7月 2日


切通理作氏が「ゴー宣道場」のブログはさっぱり書かないで、

自分のメルマガでサカキバラ中年Aの本を大絶賛する文章を

書いている。

ガックリ!

 

ゴースト・ライターの文章のレトリックにいちいち意味を

見つけて驚いてもしょうがないだろ。

 

あれは文学でもなければ、告白手記でもない。

自分の心理分析が出来る人間ではないし、支離滅裂の文章を

ライターが適当に装飾して文学チックにでっち上げただけの

本だろう。

読まなくても雑誌に出ている断片的な文章だけで、

そのくらい分かる。

 

葛藤のないヘンタイ性欲殺人者の心理になんでそんなに

興味を持つかね?

殺人しても全然心が痛まないで、中年になってもガキの頃の

醜悪な犯罪だけをおのれの勲章として生きてきて、ついに

承認願望を満足させて金儲けするバクチに出た。

今ごろ自分の本に頬ずりして込み上げる笑いを押し殺して

いるだろう。

 

あんなヘンタイ殺人本(しかもゴースト・ライター本)を

評価するときは、自分の倫理観が厳しく問われる。

切通理作に対する、人の見る目が変わるぞ。

よっぽど覚悟してやることだ。