小林よしのり

権力者と化す消費者の傲慢

小林よしのり

日々の出来事
2015年 6月 24日


都内の映画館で凶暴なクレイマーを見た。

上映開始前に、一人の男性従業員に一人の女性客(40歳くらい)

が大声で食って掛かっている。

わしがトイレに行って、戻ってくると、従業員は4人になって

いたが、女クレイマーはひるむことなく、猛然と抗議をしている。

従業員は全員で平謝りするだけ。

 

その際、「ボケ――っとした顔して何なのよ、オラ!?」と

従業員の顔のことまで貶しながら喚き散らしている。

何があったかは知らないが、客が従業員の人権を貶めるほど、

怒鳴り散らかしていいとは思えない。

暴力団が因縁つけてるような凶暴さで詰め寄る客に、従業員も

よく耐えているものだ。

わしなら必ずブチ切れる。

だから客商売は向かないなと思う。

 

消費者は権力者だと思っている人物がいる。

客なんだから従業員にちょっとした不手際があっただけで、

正義を手にした権力者となって、いじめ倒すことが出来ると

思い込んでいる。

お客様は神様ですという日本流のサービス精神の陰で、客は

独裁者のような権力を手に入れたと勘違いしている。

最近では、料金も払っていないブログにおいても、えらそうに

注文つけたり、クレームを言って来る馬鹿もいる。

 

機関銃でこいつら全部始末していったら気持ちがいいだろうなあ。

はい、無責任な発言。