小林よしのり

民族と言ってくれて、ありがとう?

小林よしのり

2015年 4月 5日


東浩紀とわしが交流するようになると、アイヌ「民族」派の

運動群衆が、東氏のツイッターに、「東さんはアイヌを民族と

思ってないのか?」と書き込むらしい。

「自分は民族だと思っている」と東氏が返すと、

「ありがとう」「ありがとう」の感謝の嵐になるという。

うわっ!気持ち悪いっ!

東じゃなくて、運動群衆の奴らが気色悪いっ!

 

なんで小林よしのりと東浩紀が交流すると、たちまち東が

味方かどうかを確認したくなるの?

東が「民族」肯定派だとわかったら、なぜ「ありがとう」の

連呼になるの?

狂っている!

 

つまり自分たちの「陣営」か否かを、いちいち確認したく

なるわけだ。

今後は小林よしのりに関わった者たちには、すべて

「アイヌ『民族』か否か」の踏み絵を踏まされることに

なるだろう。

 

「運動」に嵌ると、「個」を失って陣営の「集」に埋没し、

「群衆」になってしまう。

敵か味方か?おのれの陣営を正義と信じ、敵は誰だと

探し回る。

敵陣営だと思ったら、「憎悪」を募らせ、罵詈雑言を

吐きまくる。

その体質は、在特会やネトウヨと全く同じだ。

 

「憎悪」の対象がほしいのだ。

「憎悪」なしには生きられない。

思考を放棄し、運動に嵌った群衆は、右も左も生きがいは

「憎悪」、行動は「ヘイトスピーチ」「罵詈雑言」となり、

論理は放棄、議論は拒否して、信仰だけになってしまう。

後ろ指をさして嗤ってやるしかないのだ。