小林よしのり

『新戦争論1』と自衛官

小林よしのり

新刊情報
2015年 3月 17日


『新戦争論1』の愛読者カードが、返ってきていますが、

わしがすごく嬉しかった感想を紹介しよう。

 

今春から自衛官として働く者ですが、1617章では、

いつか向き合わねばならない恐ろしい現実を突きつけ

られた気がしました。

殺し殺され、狂気と憎悪と隣り合わせなのが戦場という

ことを自衛官になる自分こそが、意識しておかねば

ならないと思います。

だからこそ、たった十代で「国のため」に散って行った

金城姉妹の章では、感動しました。

「私たちの卒業証書は靖国神社の入場券になる」

何度読んでもまさに恐るべき言葉です。

戦場でどう行動するかは、正直、その時にならなければ

分からないと思います。

しかし、英霊の方々に恥じないよう、日々考えて生きて、

訓練もそこまで考えながら受けていこうと思います。

23歳・男性)

 

当事者意識を誰よりも持つであろう自衛官ならば、

『新戦争論1』のメッセージは伝わるはずです。

他にも「ゴー宣道場」の参加希望者にも、現役の自衛官が

います。

自称保守やネトウヨが、勇ましい好戦主義をがなり立てても、

実際、生死を賭けて戦地に出るのは自衛隊の諸君です。

一般人も彼らと同様の当事者意識で、国防に関心を持たねば

ならないのですが。

 「ゴーマニズム宣言SPECIAL」『新戦争論1』