小林よしのり

イラク軍に協力するイランのシーア派

小林よしのり

2015年 3月 4日


イスラム国を壊滅させるために、イラク軍がモスルの前に、

ティクリートを攻めている。

なんと協力してるのが、イランのシーア派だという。

 

イラクとイランのシーア派が手を組むという形で、

スンニ派を攻撃していることになる。

ティクリートはスンニ派の住民が住んでいるから、

陥落させるときに、虐殺が起こる恐れはないのか?

 

イラクとイランの国境線が流動化しているが、

イランには核問題があって、アメリカとは対立していた

はずだ。

イランはイスラム国の壊滅作戦に協力することで、

自国の核開発をアメリカに容認させるつもりか?

 

だが、イランとアメリカの接近はイスラエルが警戒する

ことになる。

 

こうして中東は敵の敵は仲間だが、昨日の友は今日の敵

という、複雑怪奇な状況を積み重ねることになるのだ。