小林よしのり

産経抄と藤原正彦はイスラム国の野蛮人と同じ

小林よしのり

マスコミ・報道
2016年 3月 17日


産経新聞の「産経抄」が男系固執の文章をまた書いている。

国連女子差別撤廃委員会が皇統に口を挟もうとした件での反発だ。

「産経抄」が持ち出すのは、道鏡が皇位につこうとした野望を

和気清麻呂が打ち砕いたという話だ。

 

おい、おい、おい、おい、お―――――――い!

道鏡の話は「男系・女系」の話に全然関係ないだろっ!

それは単なる国民が天皇になろうとしたという、

「君臣の別」の話だろ!

頭がおかしいんじゃないか?

ようするに産経新聞って、皇統について完全無知ということを

さらけ出してるだけじゃないか!

こんな調子なんですよ、男系固執の馬鹿どもって。

 

週刊新潮に藤原正彦がやっぱり国連女子差別撤廃委員会に対する

反発を書いていて、これがもうデタラメ!脳が腐れとる!

男系固執は、「たとえ国民の大多数が支持しなくとも、

たとえ女性への差別であろうとも、堅持すべきものだからだ」

主張している。

イカレている!まるでイスラム国だ!

 

天皇は国民と共にあるもので、国民の大多数が天皇制廃止と

言えば廃止せざるを得なくなるじゃないか。

女性差別は日本の伝統ではない。

カトリック神父は男性のみで、ローマ法王に女性がいないのなら、

そっちの方が男尊女卑であり、

皇統には女帝が何人もいるじゃないか!

 

女性差別が伝統だと居直る藤原正彦には「国民の品格」がない。

天照大御神から始まる女性優位の日本の伝統を

汚すんじゃないぞ!