小林よしのり

ホラッチョ川上、凄い、笑える!

小林よしのり

マスコミ・報道
2016年 3月 16日


ショーンKは「ホラッチョ川上」だったという週刊文春の記事には

興奮した。最高に面白い!

経歴・肩書・学歴(特に欧米の大学名)に騙される日本人の馬鹿さ加減を

見事に露呈させてしまった。

「ハロー効果」というらしいが、特に日本人は個人より「肩書」で人を

評価する傾向が強いと思う。

 

だからこそ、わしは「漫画家」という肩書しか使用しなかった。

映画「逆噴射家族」の脚本を書いたら、「シナリオライター」という

肩書を付け足そうとしたテレビ局があったので、それは止めてくれと断り、

『ゴーマニズム宣言』以降は「社会思想家」と付け加えようとしたので、

「漫画家」一本でお願いしますと言ってきた。

ようするに日本人は「漫画家」では権威を感じないのだ。

「漫画家」が社会問題を語っていること自体が、具合が悪いのだろう。

 

今までいろんな場面で、「漫画家」をナメて、馬鹿にしようとする学者や

知識人と出会ってきた。

こっちが論破すると発狂してしまうのが、また愉快だった。

それが面白くてわしは「漫画家」一本でやってきたし、名刺すら自分

から渡すことはしない。

 

新人のうちは「漫画家 小林よしのり」では不動産屋も良い物件を見せて

くれなかったが、今では「小林よしのり」だけで丁重に扱われるように

なった。

ホテルも「小林よしのり」だけで部屋をワンランク上げてくれたりする。

肩書の要らない個人を目指してきたわしとしては、次は「わし」と言った

だけで人がひれ伏す状態を目指したい。