小林よしのり

子供の貧困、権力に不都合な真実

小林よしのり

マスコミ・報道
2016年 2月 19日


報道ステージョンで子供の6人に1人が貧困に陥っていて、

特に母子家庭の半分は子供が貧困のためカロリーを給食に

頼っているという実態を報じていた。

つまり夏休みは給食がないから完全に栄養不足になる。

普段から朝食を抜く子もいるし、夕食の様子を映していたが、

やたら量が少ない。

 

わしの子供時代を思い出してみても、やっぱり今の子供の方が

貧困になっているようだ。

子供は育ちざかり、食べ盛りだから、タンパク質も必要だろうし、

ご飯はわしだって2杯食ってた時もあった。

現在の貧困家庭の子供はとてつもない少食になっている。

 

こういう特集は、報道ステーション、古舘が辞めた後も、

やってくれるのだろうか?

今まではNHKのクローズアップ現代で、やってくれてたが、

今後は司会者も時間帯も変わるし、上層部が安倍政権寄り

だから、今後は政権に不都合な報道はなくなるかもしれない。

TBSならやってくれそうだが。

読売新聞系の日本テレビやフジテレビではやってくれないだろう。

 

わしは権力が見たがらない現実をちゃんと見ておきたい。

メディアが権力の脅しに委縮して、不都合な真実を見られなく

なるのが一番困ることだ。