小林よしのり

琴奨菊の優勝は良かった

小林よしのり

芸能・文化
2016年 1月 24日


今日は相撲の千秋楽を楽しみにしていたのだが、琴奨菊優勝に

感動した。

後ろで祖父の写真を掲げてむせび泣く父親の姿を見ても、

グッと来るし、柳川の人々の喜びようを見てもグッと来るし、

琴奨菊の笑顔を見てもグッとくるから、不思議なほど思い入れ

してしまってる自分がいた。

 

10年ぶりの日本人力士の優勝、そりゃあやっぱり嬉しいよ。

もう日本人は優勝できないかもと思っていたんだから。

意外にも白鵬がコロコロ負けるから驚いたが、やっぱり猫騙し

なんか使っていたのは、相撲を楽しむためではなくて、余裕が

なくなっていたからだったらしい。

 

最近は日本人ですら精神力を馬鹿にするが、新しいトレーニング

が琴奨菊に合っていたとはいえ、一番一番に不動心をかみしめる

あの表情が物語るものは大きかったと思う。

優勝後のあの可愛い笑顔との差が大きすぎる。

 

来年はもっと強くなって、復活した白鵬を破って優勝してほしい。