高森明勅

北朝鮮の「水爆」実験より問題は…

高森明勅

2016年 1月 7日

北朝鮮が、水爆実験に成功した、と一方的に宣言。

今のところ、疑問視する見方も根強い。

だがいずれにせよ、アメリカも中国も国連も、
北朝鮮のやりたい放題を止められない。

ならば、わが国が止めさせるしかない。

もし北朝鮮が本格的に核武装すれば、手が付けられなくなるのは、
火を見るよりも明らかだから。

でもその気になれば、さして困難ではあるまい。

期限を決めて、それまでに核兵器の確証ある廃棄が実現しなければ、
わが国も“
自衛の為に”核武装に踏み切る、と通告すればよい。

核不拡散条約からの離脱も、決して自ら望むものではないが、
北朝鮮の「核の脅威」の前にはやむを得ない、と。

これで北朝鮮が応じなければ、
日本は堂々とかの国を圧倒する
核兵器を持つことができる。

わが国の技術力と経済力をもってすれば、たやすい。

むしろ、わが国にとって自立への好機、とも言えよう。

但し、日本が毅然とそうした態度を取れば、
アメリカと中国が一丸となって、何が何でも北朝鮮を抑えつける
可能性は高い。

それならそれで、ひとまず結構ではないか。

しかし現状、政府は「断固たる対応」とか言いながら、
甘っちょろい「制裁強化」
くらいしか考えていない。

んなの“蛙の面へ水”。

だから問題は、北朝鮮以上に国内のヘタレぶり。

と言えば、危険人物と見られるかな。