小林よしのり

常識の杭

小林よしのり

日々の出来事
2015年 11月 3日


笹さんは脱・貞子しただろうか?

あえて上から目線で言うが、最近、笹さんの成長が見えて、

嬉しい。

 

先日の道場打ち合わせでも、ぼそっと「民主主義ってそんなに

いいものですか?」と呟いたので、「おっ!」と思った。

 

さらに、わしが会計して戻ってくると、高森さんのブログで、

わしの記念館構想の冗談を書いてたのに対してダメ出しして

いたようだ。

高森さん、すべったと謝っていたが、笹さん、風邪をひいてる

のに常識的判断が見事で、また感心した。

一回の打ち合わせで二回も感心した。

 

高森さんは、堅物のようで、実はお調子者のところがあって、

わしはそこが好きだ。

だから時々、妙だと思っても、見なかったフリしてる。

指摘しちゃうところが女の恐ろしさだ。

 

さらに、ある知識人について、笹さんが「あの人、嫌いだ」と

言ったのにも、感心した。

これで一回の打ち合わせで三回も感心した。

笹さん、成長著しい。

 

保守はバランス感覚がすべてで、それは本来日本人が持って

いた常識のことである。

もちろん、常識に縛られて新たな発想を封じ込めてしまう

危険性もあるのだが、それでも常識の杭からどれだけ飛躍

するかが新たな発想であって、常識の杭自体はしっかり

打ち込んでおかねばならない。

 

最近、この常識の杭がぐらぐらしている者が多く、

マスコミや知識人にもその類が多すぎる。

そして、常識の杭は、誰であっても、わしであっても、

何かのきっかけでぐらつくことがある。

そこをチェックするのに、信頼できる仲間は必要だろう。