小林よしのり

恋愛が非日常じゃない若者たち

小林よしのり

日々の出来事
2015年 9月 5日


なぜ最近は「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」

みたいな恋愛ものが流行らないのかねえと秘書岸端に訊いた。

昔はいっぱい若者の恋愛ドラマが流行っていたような気がする。

今は「恋仲」というドラマも視聴率取れてないし、恋愛に胸とき

めかせる物語が少ない。

 

すると秘書が言うには、恋愛に胸ときめかせることが「ハレ」

であったり「非日常」じゃなくなってると言う。

デートしたらカネを使うだけで、その先、結婚しても金銭的に

苦しくなるだけ、将来の苦痛が予測できるから、恋愛に憧れる

気持ちそのものがないのが実態なのだと言う。

だから草食系になるし、同性の友達とだべってる方が楽しい

のだと言う。

 

なるほどな―――――――――っ。

恋愛だけは時代が変わろうと普遍的な男女の営みだと思って

いたら、それも社会構造や、経済状況の変化によって、

激変してしまうのだ。

 

世の中、どんどん変わっていっている。

自称保守派のクソおっさんたちは、まだ高度経済成長の時代の

感覚で生きている。

彼らを駆逐しなければ、日本は衰退の一途を辿るしかない。