小林よしのり

尊大な論客はケチな金遣いをする

小林よしのり

政治・経済
2016年 5月 15日


偉そうにしている言論人が都知事になったら必ずカネの

ことでしくじるのが情けない。

石原慎太郎も猪瀬直樹も舛添要一も、みんな尊大で居丈高な

態度だったが、権力を握ると意外にせこくて、

公費(他人のカネ)で飲み食い外遊の贅沢を始める。

 

舛添氏の場合は、どうやら大した贅沢ではない。

そのくらい個人のカネを使えばいいのにというしょぼい

レベルなのだ。

いくら何でも正月三が日を竜宮城スパホテルなんて、庶民的

すぎるし、イタメシや回転ずしもリーズナブルすぎる。

なのに航空機のファーストクラスだけは贅沢だ。

 

セコさが丸見えの税金の無駄づかいだが、また選挙をやる

となると、もっと巨額の無駄づかいになってしまうだろう。

これを戒めとして、今後も監視しておけばいいのでは

なかろうか?

また都知事選というのも面倒くさい。

 

しかし俺さまは頭いいんだぞと尊大にしていても、結局は

人のカネを使い込んでしかプライベートも楽しめないと

いうのがカッコ悪い男だ。

やっぱり言論をやる者が政治家になんぞなるものではない。

朝ナマ文化人が政治の世界で成功した例もないな。