高森明勅

年金の原資をトランプのご機嫌取りに献上?

高森明勅

2017年 2月 3日

日本経済新聞が仰天のニュース。

2月10日に予定されている日米首脳会談で
日本側が提案する経済
協力の中身は、わが国の公的年金の原資を
アメリカのインフラ事業に投資して、
同国での数十万人の雇用創出に
繋げる、というもの(
2月2日付朝刊)。

はあ?これはいくら何でもあり得ない話だろう。

日本の首相も一緒になって、
国民の老後を支える資金まで
投げ出して「アメリカファースト」
やってどうする。

まぁ、今までも普通にアメリカファーストでやって来ているが。

自衛隊に「一人前」の個別的自衛権もないまま、
アメリカの為に集団的自衛権を認める、本末転倒の法律を
成立させたり。

但しロイター配信のニュースでは、
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の高橋理事長は
そのような事実はない」と否定したとか
2月2日午前11時10分配信)。

それが当たり前。

だが、油断は禁物だ。

安倍政権ならそんなことも平気でやりかねない。