小林よしのり

『大東亜論』完成。また良い絵だ。

小林よしのり

日々の出来事
2016年 12月 18日


『大東亜論』のペン入れ完成。

仕事場から持って来てくれたのでチェックしたが、

ほれぼれする出来栄え。

頭山満と高場乱の緊張感漲る関係性が、絵の処理によって

見事にくっきりと浮かび上がっていたので、満足した。

 

『大東亜論』、良くなる一方で、わしもスタッフもノッテるなあ。

自画自賛が凄いね。

 

でも子供漫画なら「おもじろがっだでしゅ」というハガキも

来るが、ヤング誌・青年誌だと、そういうの来ないし、

SAPIO」みたいな右派おっさんに偏った情報誌になると、

漫画の感想なんか来るわけない。

 

ときどきライジングのコメント欄で感想を見つけたら嬉しく

なってしまう。

結局、自画自賛しかないのだ。

自分で描いて、自分でご満悦になって、自分で褒める。

 

スタッフの画力は、わしの想定内の出来だと、一応満足するが、

結構毎回のように、わしの想定を超える絵が出来上がって

来るので、めちゃ褒めたくなる。

自分のスタッフを褒めるのもみっともないが、『天皇論』の

年内完成の目標もある中で、連載の画力が落ちないのは、

やっぱりわしとしては嬉しい。

 

あとは『天皇論』だ。頑張れ!