小林よしのり

所功氏の著しい矛盾

小林よしのり

日々の出来事
2016年 12月 2日


所功氏が産経新聞に「高齢譲位を可能にする道を」と

書いているが、その方法は「特措法」でやるべきと

言っている。

 

さらに、天皇の公的行為は、今ある形をずっと続ける

必要はない、天皇の個性によって変わるから、新しい

基準を作り、公務の負担軽減もするべきだと言っている。

 

どちらも天皇陛下の考えとは違っている。

天皇陛下は皇室典範を改正して、譲位を恒久法にして

ほしいと考えていて、公務こそが国民に寄り添うことで、

象徴天皇の務めだと仰っている。

 

奇妙なことに所功氏は「今、多くの良識ある日本人に

求められているのは承詔必謹だ」と言うのだ。

 

所功氏がそもそも「承詔必謹」に反しているのに、

それが自覚できないらしい。

天皇陛下より先に、所氏が「高齢譲位」をするべき

ではないか?