小林よしのり

民主主義という病が発症している

小林よしのり

政治・経済
2016年11月5日 02:18


『民主主義という病い』の予言が的中しまくっている。

アメリカ大統領選挙の無様さを見よ。

既成のプロ政治家に期待しても何も変わらないという

ムードがトランプを過大評価する大衆を膨張させ、

トランプの反知性の暴言に恐れをなした大衆はクリントンを

応援するしかなくなっている。

そのクリントンもトランプの中傷攻撃に応戦するしか

なくなって、政策論争が皆無のまま大統領選は大詰めを

迎えようとしている。

 

韓国では大統領が占い師の操り人形だったということが

発覚したが、占い師に運営させても何とかやって来れた

程度の国家だったということでしかない。

慰安婦問題も占い師が日本との幕引きを計ったということに

なれば、日本大使館前の慰安婦像の撤去もあり得まい。

国際法に乗っ取った外交をあっさり反故にする韓国が、

日本との外交の信義を重んじるはずもあるまい。

 

アメリカと韓国の民主主義の度外れた劣化を見て、高笑いが

止まらないのが北朝鮮だろう。

独裁テロ国家・北朝鮮を、民主主義が野放しにしたために、

太平洋を挟んで核を搭載した大陸間弾道弾が飛び交い、

日本も韓国も焦土と化す日が刻一刻と近づいている。

 

北朝鮮と中国、その恐怖があるからこそ、日本政府は

アメリカとのTPPの締結が命綱とばかり、その中身の検討も

議論もすっぽかして、山本農相の予言通りの強行採決で

押し切ってしまった。

そこまで情熱を注いでも、果たして反TPPを競い合う2人の

大統領候補が、どんな結論を出すのかも皆目わからない。

 

俯瞰して眺めてみたときに、世界は『民主主義という病い』に

冒されて危篤状態であると診断するべきかもしれない。


「ゴーマニズム宣言Special」『民主主義という病い』