小林よしのり

『大東亜論』は史実を元にしたフィクション

小林よしのり

日々の出来事
2016年 10月 22日


福岡の設営隊長に伝えておくが、福岡で「ゴー宣道場」を

やるときは、『大東亜論』をテーマにはしない。

 

地元の郷土史研究者に、わしの描き方に対していろいろ

注文のある人物もいるらしいが、申し訳ないがわしの作品

には反映できないので、自分の玄洋社の物語は自分で発表

してほしい。

 

わしは参考にした本は参考文献に入れるし、石瀧豊美氏の

アドバイスだけは受けている。

石瀧氏はフィクションと歴史的事実の違いは分かっている人だ。

 

「漫画」という表現形式で、「面白く」描くには、史実通りに

描くことはできない。

忠実に史実のみを再現すると、全然物語にならない。

「玄洋社物語」も「巨人頭山満翁」も手元にあるが、それを

そのまま漫画化しても面白くはならない。

 

単行本では、史実をもとにしたフィクションだと編集部の方で

入れてくれ。