小林よしのり

「面従腹背」はやむを得ない倫理だ

小林よしのり

政治・経済
2017年7月11日 02:47


産経新聞の産経抄が、文科省前次官・前川喜平氏の

バッシングを続けている。

役所を退いてから加計学園の問題点を指摘したからと

言うのだ。

在職中に、左遷人事を恐れず、政治家に直言すべき

だったと言っている。

それは一つの正義のありかただろう。

 

だが、昔と今は違う。

「内閣人事局」の設立によって、もはや「国家」のため

でなく「官邸」のために働く官僚しか生き残れなくなって

いるのだ。

これは重大な変化である。

 

真正面から正義・正論をぶつける者は、たちどころに

首が飛ぶ。

これでは官邸の奴隷しか残らない!

 

公務員は、官邸の僕でなく、公の僕であるべきだ。

現状でそれを貫くためには、前川氏の言うように

「面従腹背」しか方法論としてないだろう。

 

文科省の次官として、やりたいことがあれば、

「面従腹背」しかない。

それは権力が腐れているからだ!

権力が「腹心の友」のために便宜を図り、国民の財産や

税金を無駄づかいするまでに堕落しているからである!

 

「内閣人事局」を直ちに廃止して、公務員の主人を

「官邸」ではなく、「公」の元に戻せ!

産経抄は実に浅い!