小林よしのり

「未来のための公共」という名称は見事

小林よしのり

日々の出来事
2017年 5月 24日


SEALDs」の元メンバーらが関わって設立された市民団体

「未来のための公共」が共謀罪反対のデモをやっている。

「未来のための公共」、この団体名は見事である。

まさにわしが参考人招致で主張したテーマと合致している。

 

「公共」空間の保守は、右派・左派は関係ない。

自由のためにリベラルが主張しなければならない思想であり、

保守も当然、現在の日本の「広くて豊かな公共空間」を守ら

ねばならない。

 

ところが劣化した保守派は、「国家権力」の強化を望む、

政府主義・ステーティズム・権力主義に堕しており、

「公」を保守する気がない。

 

これは天皇という「公の体現者」を、ロボット化する態度

にも表れており、現在の保守が「自称」でしかないことを

証明している。

 

むしろ共謀罪を巡っては、左翼・リベラル勢力の方が、

日本の誇るべき「公共」を守る「保守」であるという

逆転現象が起きている。

したがって「未来のための公共」のデモ活動を支持する。