小林よしのり

尊大な正義には警戒せよ!

小林よしのり

政治・経済
2017年 3月 28日


アッキード事件という不正義に、今、国民が注目して
いるのに、自民党や自称保守は、大した問題じゃないと
国民の目を逸らそうとしています。
もっと大きな天下国家を語ることが正義だと
言い始めました。

身近なホロコーストから目を逸らしたドイツ国民が、
ヒトラーが大言壮語する、もっと大きなヨーロッパ侵略に
国民の目を向けさせ、それこそが正義だと洗脳しました。

国内の腐敗という不正義を軽んじ、国外の危機を
論ずることこそが正義だとする劣化した愛国心が
籠池理事長を生んだのです。

尊大な正義には警戒せよ!

安倍政権は憲法改正という正義を持っているのだから、
この程度の不正義には目をつぶれという劣化した自民党、
劣化したネトウヨ保守をいいかげん見限らなければならない。